出生届提出後に名前を変える手続きはある
出生届を提出した後に「名前を変えたい」と考えた場合、家庭裁判所の許可を得て名の変更(改名)を行う手続きが制度上用意されています。ただし、これは「正当な事由」が認められた場合に許可されるものであり、単に「気が変わった」という理由だけでは認められにくいのが実情です。改名には手間も時間もかかるため、出生届の提出前に候補をしっかり確認しておくことが、最も確実な備えになります。
提出前に確認しておきたいチェックリスト
出生届を提出する前に、次の点をあらためて確認しておくと、提出後の後悔を減らせます。
- 人名に使える文字か — 常用漢字表・人名用漢字別表・ひらがな・カタカナのいずれかであるか
- 読み方に無理がないか — 漢字だけを見せて、想定通りに読んでもらえるか試したか
- 画数(五格)を確認したか — 苗字との組み合わせで、家族が納得できる結果になっているか
- 声に出して読んだか — 書類上の見た目だけでなく、実際に呼びかけたときの響きを確認したか
- 家族全員が納得しているか — 一人だけの判断ではなく、家族で最終確認をしたか
迷ったら候補を複数残しておく
1つの名前に絞り込む前に、候補リストに複数の名前を残しておき、出産後にあらためて見返すという進め方もおすすめです。出産前と出産後では気持ちの変化が生まれることもあるため、直前に「やっぱりこちらが良い」と思い直せる余地を残しておくと安心です。
まとめ
- 出生届提出後の名前変更は家庭裁判所の許可が必要で、簡単には認められません
- 提出前に文字の可否・読みやすさ・画数・響きを確認しておくことが最も確実な備えです
- 候補は1つに絞りきらず、複数残しておくと出産後の心変わりにも対応しやすくなります
名の変更手続きの詳細は家庭裁判所・市区町村により異なる場合があります。正確な情報は管轄の窓口でご確認ください。